函館の夏の夜を彩る市民創作“函館野外劇”「星の城 明日に輝け」...。一昨年まで水舞台を設置し公演を続けていたが特別史跡・五稜郭跡石垣の崩落を受け、昨年は五稜郭タワーで日中ダイジェスト版として公演だったので、今年は2年ぶりの夜の野外での公演... しかし、会場は五稜郭公園入り口前の広場での公演とあって、客席もパイプ椅子で作られた約300席...。ほぼ満席に埋められた会場で、縄文時代から幕末、明治維新へと続く函館の歴史絵巻を臨場感タップリに伝える...。 西の空も闇に包まれると進行役の「コロポックル」が舞台の袖から現れ、コロポックルたちの「星のまちHakodate」の大合唱とともに舞台を照らすレザー光線の怪しい動きは幻想的な光景を醸し出す...。 手作りのスクリーンが目の前に現れると、ヤマタカの屋号を帆に掲げた北前船が映しだされ豪商・高田屋嘉兵衛が橋の上を歩いてステージに...。箱館を港町と