ハイデッガーの新しい翻訳『ハイデッガー カッセル講演』をパラパラ読む。ここにはハイデッガーのシュペングラー評価が書かれていていたく興味をひきました。最近の僕の関心は一貫して文化相対主義を批判的にみること、というものです。特に経済思想史的文脈でいえば、三木清や笠信太郎の問題をどう扱うか、その論脈の中でのハイデッガー、ニーチェ、シュペングラーの位置づけです。そして彼らの立場を批判的にみる際に採用している見解は、以前のエントリーにも書きましたが、真理の実践性に注目した見方です。これは帰結主義的ともいえる見解だと思います。この真理の実践性を経済学に適用したのが、石橋湛山や高橋亀吉であったり、American Economic Reviewなどでミニ特集を組まれた「プラクティカルマクロ経済学」の立場などに示されている立場だと思います。経済学的な方法論については、高橋亀吉の『実践経済学』や、フリードマ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く