そもそもは赤塚不二夫生誕80周年企画のひとつとして制作されたアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)。 深夜1時35分開始という微妙な時間帯で昨秋から半年間放送されたが、“クズ萌え”の女性層の琴線に響き、今や経済効果70億円ともいわれる大化け作品となった。 伝説のギャグ漫画の28年ぶりのリメイクに際し、藤田陽一監督の挑んだ奇策が「(6つ子のおそ松兄弟が)全員ニート/全員童貞で大人になっている」という破天荒な設定だ。 そして2話目では、6つ子がハローワークを訪れて「就活」を試みるも、担当職員らからサジを投げられるという深夜枠ならではのブラック話が炸裂した。 付和雷同で同行しただけの一松などは「自分はクズでゴミ、生きる気力のないゴミ」と開き直るわ、ハローワーク訪問後は全員で昼間から飲んでパチンコへ出撃するわの体たらくぶり。これには自称・おフランス帰りでおなじみの登場キャラ、イヤミも思わずこう叫ぶの