このシリーズではFA選手がどの球団に移籍すれば最も効果的な補強になるか、最適球団を探っていく。FA選手を獲得しても球団の戦力的なニーズに合っていなければ効果的な補強とはなりえない。すでに移籍が決定的な選手もいるが、彼らにとって最適な球団はどこだったのだろうか。今回は各論に入る前に各球団にどのようなニーズがあり、また実際に選手を獲得することが可能かペイロール(年俸予算)を確認していく。今回はパ・リーグ編だ。 目玉は国内FAの野上、増井、大和 まず今回FA宣言をした選手を確認しよう。 国内FA:野上亮磨(西武)、増井浩俊(日本ハム)、大和(阪神) 海外FA:鶴岡慎也(ソフトバンク)、平野佳寿(オリックス)、大野奨太(日本ハム)、涌井秀章(ロッテ) この中で平野と涌井はMLB挑戦を公言している。これらをポジション別に整理する。 先発:野上、涌井 救援:増井、平野 捕手:鶴岡、大野 二塁・遊撃・中