この1年の間に、スタンフォード大学の院生である友人との交流を通じて少し変わった3つの食事を口にする機会があった。それぞれの食事がアメリカの食のトレンドを象徴しているように感じたので、それらを紹介したいと思う。 Dumpster Diving 世界で生産されている食料のおよそ3分の1から2分の1は捨てられている。世界人口のおよそ9人に1人が飢餓で苦しんでいる一方でここまで大量に食品が廃棄されているという不思議さはさておき、食品が捨てられると単に食べものが無駄になるだけではなく、収穫、出荷、貯蔵、加工、包装、輸送、そして販売のために使われた水や化石燃料も無駄になる。さらに、埋め立てゴミとなった食品は(二酸化炭素の20倍以上の温室効果を持つ)メタンガスを排出し温暖化を悪化させることから、食品廃棄は環境にとって百害あって一利なしだ。 もちろん、これらの問題に対してまったくお手上げというわけではなく