尿酸値を気にして飲み会でビールを控える人もいるが、原因はビール以外にもある(写真:jazzman / PIXTA) キンキンに冷えた1杯のビールに心躍る季節がやってきた。その一方で、「尿酸値が高くて……」と、ためらいを覚える人も少なくないだろう。 ご存じの通り、尿酸値(血液中に含まれる尿酸の量)が高くなると、「痛風」を発症するリスクが高まる。”風が吹いただけでも痛い” ことから名付けられたとされる痛風は、お笑いタレントが動画チャンネルで自身の発症の状況を訴えるなど、30代以降の男性にとっては決して他人事ではない病気の1つだ。 【漫画】「愛妻家の夫」が終末期病棟に巻き起こした大波紋 そこで今回、尿酸に詳しい、桜十字八代リハビリテーション病院(熊本県八代市)副院長で熊本大学客員教授の小島淳さんに、痛風と高尿酸血症について聞いた。 尿酸はプリン体から生成される老廃物の1つだ。プリン体は主に肝臓で