注!全体にわたってネタバレあります!! 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を朝一の8時から鑑賞。上映時間早すぎだろ。おかげで人がほとんどいなかったからいいけど。 「『エヴァンゲリオン』は文学である」みたいなことを、確か「アニメ夜話」で誰かが言っていた気がするが、まったくその通りで、太宰治が自分自身の恥部をさらけ出して、人々の共感を得ることができたように*1、庵野秀明も人に言ったら絶対に嫌われるようなところまでさらけ出したことにより、同じオタク気質*2を持つ人の共感を多数得て、結果『エヴァ』は熱狂的な人気を獲得した。 なんと言っても、あの『監督失格』をプロデュースし、素顔のままウルトラマンを演じるような人である。いろんなことから逃げたいけど逃げられない運命に巻き込まれたシンジくんが庵野秀明自身であることは想像に難しくない。めんどくさいことからは逃げたいけど、ロボットに乗って破壊の限りをつくしな