高級住宅地である兵庫県西宮市の苦楽園。しかしその苦楽園の中でも「大丸地区」というエリアは、コンクリートが剥がれたボロボロの橋があったり道路に穴が開いてしまったりと、地域のインフラが危機的な状況にあるということです。現場で一体何が起きているのか取材しました。 【写真で見る】コンクリートが削れてしまっている橋の欄干…現在は歩行者以外の通行を禁止 道路も橋も老朽化した街 兵庫県西宮市の苦楽園大丸地区。約250世帯が暮らす閑静な住宅街ですが、実は20年ほど前から問題を抱えているのです。 この地区に住んで18年になる太田健義さんに問題の現場を案内してもらいました。まずは橋です。 (太田健義さん) 「この欄干の根元ですよね。コンクリートが削れてしまっていまして、右手のところの欄干の根元のコンクリートがかなり傷んでいます」 橋を下から見てみるとコンクリートが剥がれて鉄骨がむき出しになっています。この橋は