802.15.3c(無線PAN)の標準化動向(6):ミリ波無線PANの方式提案(CFP)、全会一致で発効へ ミリ波無線PANの方式提案(CFP)、全会一致で発効へ無線PAN(Personal Area Network)の標準化を行う802.15.3WGでは、2005年5月に設立された802.15.3cタスク・グループ(TG3c)の活動が活発化してきた。このタスク・グループは、家庭におけるハイビジョンの非圧縮映像の配信などを実現する、60GHz帯のミリ波による2Gbps以上の高速WPANの標準化を目指している。今回は、 2007年1月にIEEE 802.15(WPAN)会議(Interim Meeting)の中で開催された、第11回TG3cミリ波WPANの活動についてレポートする。IEEE 802.15.3c 第11回会合IEEE 802.15ワーキング・グループの第46回会合は、2007年
ミリ波WPAN(Wireless Personal Area Network)はその名のとおり、波長がミリメートルオーダーの無線周波数を使用し、送受信機間の距離が10m程度までの通信を実現する無線パーソナルエリアネットワークです。この周波数帯として、日本では59から66GHz、米国では57から64GHz、ヨーロッパでは57から66GHzの周波数が割り当てられ、または検討されています。このように、使用可能な帯域が7から9GHzと従来の無線通信方式に比べて超広帯域であることから(例えば、2.4GHz帯無線LANの約100倍)、これまでの無線通信では考えられなかった数Gbps(最も汎用的に使用されている無線LAN方式の数百倍)という屋内での超高速短距離通信が可能になります。 こうしたミリ波通信の特長は、その波長が”ミリメートル”であることから、送受信装置を極めて小さく実現できることがあげらます。
NICT(情報通信研究機構)やNTT,NEC,パナソニック,ソニー,米IBM Corp.など39社(機関)が推進するミリ波通信仕様が,IEEEの標準規格としてまもなく成立することが明らかになった。 家庭のAV機器やパソコン,携帯機器において,Gビット/秒を超える高速無線インタフェースを実現する物理層規格「IEEE802.15.3c」が,早ければ2009年9月にも上部機関の認定を得て正式なIEEE標準になる。NICTのプログラムコーディネーターの加藤修三氏が,2009年7月22日から東京ビッグサイトで開催中の「ワイヤレスジャパン 2009」の講演において明らかにした。 単一搬送波とOFDMの両方に IEEE802.15.3cは,60GHz帯を活用することで,5Gビット/秒を超えるデータ伝送速度を実現できる物理層を規定したもの。2005年3月から標準化作業が始まっており,国内メーカーはNICT
ねらいはハイビジョンの非圧縮映像のビデオ配信など無線PAN(Personal Area Network)の標準化を行う802.15.3WGでは、2005年5月に設立された802.15.3cタスク・グループの活動が活発化してきた。このタスク・グループは、60GHz帯のミリ波で実現する2Gbps以上の高速規格によって、家庭におけるハイビジョンの非圧縮映像の配信などを目指している。ここでは、この802.15.3cの標準化活動の内容を解説する。 IEEE 802.15 WGの標準化活動 IEEE 802.15 WG (Working Group)は、IEEE 802委員会(LAN/MAN標準化委員会:LMSC)の下で、WPAN(Wireless Personal Area Network、個人用無線ネットワーク)の標準化を行っているワーキング・グループ(WG)である。 WPANとWLAN(Wire
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