西田宗千佳の ― RandomTracking ― 「飛ばない」からできた高速無線通信 ソニーが提案する「Transfer Jet」 今年のCESでは、「ワイヤレスで大容量AVデータを転送」するソリューションが注目を集めた。その代表格は、HDMIのワイヤレス化である「Wireless HD」、そしてUSBのワイヤレス化である「Wireless USB」だろう。松下も、AVCネットワークス社の坂本俊弘社長のキーノートや自社ブースにて、ビデオカメラとテレビをWireless HDで結び、映像を伝送するデモを行なっていた。 だがCESでは、もうひとつ、興味深い技術が発表されていた。それが、ソニーの公開した「Transfer Jet」である。 一見、似ているが、実は全く違う特質を持つ、非常にユニークな発想から生まれた技術である。Transfer Jetの「超近接・超高速通信」の秘密を開発陣に聞いた
第112回:International CES特別編 CESに見た液晶関連最新技術 ~LEDバックライト、240Hz駆動、極薄モデルなど~ 先にプラズマ編をお届けしたが、本稿では2009 International CESに見た液晶関連の最新技術にスポットライトを当てた。 ■ LEDバックライトには4通りのシステムが存在する ソニーが2008年秋、導光型白色LEDバックライト方式を採用したブラビア「ZX1」、直下型RGB-LEDバックライト方式を採用したブラビア「XR1」を発売して以降、LEDバックライト型液晶の実際の製品投入が加速している。もともとバックライトにLEDを採用する案は2000年代前半からあり、ソニーも直下型RGB-LEDバックライト採用の「QUALIA005」を発売したことがある。 当時のLEDバックライト型液晶は、色チューニングの不十分、色むら、輝度ムラなどなど、画質に若
Wireless HDのSiBEAMにパナソニックとSamsungが投資 -共同でチップセットの開発を継続。2009年に製品化 パナソニック株式会社と韓国Samsungは、AV機器向けのHD映像無線伝送技術「WirelessHD」の継続的な開発のために、米SiBEAMに投資することが1日(現地時間)に判明した。投資額など、詳細は明らかにされていない。 世界的に免許無しで利用可能という60GHz帯を利用して、HD解像度のベースバンド映像を伝送可能とする「WirelessHD」技術。SiBEAMは対応するチップセット「OmniLink60」の開発をしている。 規格はIntel、LG Electronics、パナソニック、NEC、Samsung Electronics、SiBEAM、ソニー、東芝の各社が中心になって策定。1月に開催された「2008 International CES」で披露され、
HDMIに対応したテレビ、プロジェクタ、レコーダ、プレーヤーなど各種機材が揃ってきたが、高品位な映像や音を得るための使いこなしには様々な誤解が多い。 幾つもの情報や経験則から生まれるHDMIの使いこなしが推測を生み、その推測がまた別の経験則と結びつけられ、何が原因でどのような事が機器の中で起きているのか、さっぱり判らなくなっているユーザーが増えているのが、読者から届くメールやAVファンのブログなどから見えてくる。 しかし、実はHDMIの特徴を把握していれば、HDMIの使いこなしはさほど難しいことではなく、カンのいい方ならばいろいろな対策を思いつくだろう。今回はHDMIの使いこなしについて、その基本的な考え方を紹介しよう。 ■ HDMIの映像/音声の品位を決めるものは? HDMIが一般的なデジタル音声インターフェイス(S/PDIFなど)や、アナログ音声/映像と異なる点は、ケーブルを通じて“信
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