日本が、韓国からの使用済み核燃料受け入れを検討していた。そんな衝撃的な事実が、2013年1月6日、東京新聞によって報じられた。 受け入れ先として候補に挙がっているのは、青森県六ヶ所村。ここには核燃料の再処理工場が存在している。 そもそも、核兵器を所有していない日本に再処理施設があるという事実に疑問を抱いている方も少なくないことだろうが、それに輪をかけて、どうして日本に海外の使用済み核燃料を持ち込まないといけないのか、理解に苦しいものである。 2012年5月。当時政権を掌握していた民主党の細野豪志原発事故担当相の施設諮問機関は以下の様な趣旨の元、報告書を提出している。 「廃棄物処理の期待に応えることは、東アジアでのわが国の外交、安全保障、経済にまたがる国際戦略基盤の強化と核不拡散、原子力の平和利用の取り組みに貢献する」 実はこうした報告書を提出した背景には、韓国に忍び寄るある現実が大きく作用