新型コロナと戦う「感染管理専門家」 今回の『情熱大陸』の主人公の仕事である。 テレビのドキュメンタリーは、いつ何を放送するのかは極めて重要な要素である。 他方で、ドキュメンタリーという分野は取材対象と信頼関係を作ることも大切なのである程度は長期で取材交渉や撮影を重ねる必要があるため、30分のドキュメンタリー番組でも企画が通ってから放送されるまで2、3ヶ月かかることが少なくない。 このため、タイムリーなテーマをすぐに放送しにくいのが現状だ。 そうした中でTBS系毎日放送が制作する『情熱大陸』が2週連続で新型コロナとの戦いの渦中にいる人物を主人公にして放送したことはとても意義深い。 取材対象がまさに最前線にいて取材が困難であろうと想像されることを考えれば画期的と言ってもいい。 しかも公共放送である NHKならば組織力を駆使して緊急特番的に放送するだろうことは想定できるが、民放の大阪局である毎日