西城秀樹さん(享年63)は脳梗塞の後遺症と闘いながら、もうひとつの難病「多系統萎縮症」を抱えていた。 長年にわたって秀樹さんに伴走してきた妻の美紀さんに、シリーズ第3回は家族で取り組んだリハビリのエピソードを伺った。 →第2回:「妻が明かす西城秀樹さんが遺した宝物、子供たちの想い」を読む 繰り返し起こる脳梗塞との闘い 「秀樹さんは先天的に血管が細くもろい体質だったこともあり、小さな脳梗塞をたびたび起こしていました。先の見えない不安みたいなものは、いつもあったように思います」 美紀さんは小さく深呼吸してから秀樹さんがこれまで挑んできたリハビリについて、静かに語り始めた。 西城秀樹さんが初めて脳梗塞を発症したのは2003年――マスコミにはそう発表されていたが、実は最初の脳梗塞は、美紀さんが長女を妊娠していた2001年のことだった。 「最初の脳梗塞のときは大きな後遺症はありませんでした。2003
![西城秀樹さん“病に負けない心” 脳梗塞と多系統萎縮症に挑み続けた日々【第3回】 (1/2)| 介護ポストセブン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b21f674aa62d02cce6c8c29a1f4d8cf254713d79/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fkaigo-postseven.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F01%2F7b56e242ac5f62ff0288374eba6511bc-e1579757612813.jpg)