再延期が論じられる中で、言われるのはアベノミクスの“失敗”。元を質せば、消費増税は民主党政権下で決まったことであり、アベノミクスの一環として語るのは乱暴この上ないのだが、アベノミクスが“成功”して景気が浮上、今後も経済成長が見込めると自信が持てれば、増税に耐えることが可能となるだけに、その意味では現段階では“失敗”と言えるのかもしれない。 その“失敗”、2通りの見方があると考えている。この2つは、まったく性質が違うものであり、それらは混同しがち。何の説明もなく、“失敗”のひと言で片づけてしまうと、ミスリードしてしまうので、ハッキリ分けるべきなのだ。 ひとつは、アベノミクスそのものが“失敗”という見方、考え方。リベラル勢力が与党を攻撃する際の“失敗”は、間違いなくこちらとみていいだろう。金融緩和をはじめアベノミクスをやるべきではなかったというものだ。
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