逆止弁 前編では、流体の逆流を防止する逆止弁の機能や用途など基本的な事項についてご説明しました。今回は一般的によく使用される逆止弁の種類とその特徴について見てみます。 逆止弁は流れによって自動的に開閉弁しなければならないため、バルブの一種とはいえ、手動弁とは異なる構造のものが多いようです。 蒸気用に限定しなければ、バタフライ弁を二つ折りにしたような構造のものやバイパス回路を内蔵したものなど、多種多様な逆止弁が存在しますが、ここでは蒸気系統でよく使用される、スイング、リフト、ディスクの3つのタイプに絞って説明します。