Contents ●ヘレン・ケラーの再評価 ●付記(ドロシー・ハーマン著「ヘレン・ケラー:ある生涯」紹介) ●障害者の権利条約について ●障害学研究会関西部会第8回研究会のご案内 No7 ヘレン・ケラーの再評価−20世紀の終りとセクシャリティー 「ヘレン・ケラー=奇跡の人」という構図ができあがったのはいつ頃だったのだろうか。この構図が成立したことで、いつしかケラーは普通の生身の人間、ひいては「普通の障害者」からもかけ離れた聖人、聖女と見なされるようになったと言える。 「奇跡の人」というイメージを決定づけたのは62年のアーサー・ペン監督の映画『奇跡の人』だったにちがいない。ウィリアム・ギブソンの戯曲 "Miracle Worker"に基づいたこの映画を通じてヘレン・ケラーとアニー・サリバンを知っている人が多い。この映画の原題は「奇跡を起こした人」という意味でサリバンを指しているが、
ヘレン・アダムス・ケラー (1880-1968) Helen Adams Keller アメリカの社会福祉事業家。アメリカ南部のアラバマ州タスカンビアという町の旧家に生まれる。生後十九か月で盲唖となり、アニー・サリバン女史の教育を受ける。身体障害者の福祉事業に尽力、世界各地で講演。日本にも数度訪れる。 作品紹介 学習漫画として出ている世界の偉人伝のたぐいがいくつかあるが、ここでは取り上げない事にする。 演劇「奇跡の人」をそのままなぞったマンガが二編、演劇がテーマで「奇跡の人」を演じるというマンガが二編。 「奇跡の人」 水野英子 1965年「りぼん」 カットは永井哲所有の「りぼん」誌から取ったもの。 僕の知る限りでは、これがヘレン・ケラーの伝記を描いた最初のマンガ。この「ウォーワー」と叫ぶシーンがクライマックスとなっている。 あきもと渚 1976年「マーガレット」 同じくヘレン・ケラーの
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