今年デビュー20周年を迎えたGRAPEVINEが、通算15枚目となるニューアルバム『ROADSIDE PROPHET』を完成させた。昨年行われたTRICERATOPSとの1stアルバム再現ツアーに続き、5月に行われた対バンツアーにはユニコーン、クラムボン、麗蘭、UNISON SQUARE GARDENといったアーティストが集結。お互いのライブにゲスト出演しているSuchmosなども含め、これだけ世代を超えて愛されているバンドというのもなかなかいないと言っていいだろう。 そんなバンドの愛される理由を紐解くためにも、今回の取材では20年間のシングルヒストリーを振り返ることで、改めてGRAPEVINEというバンドの核にあるスタンスに迫った。そこから見えてきたのは、高いミュージシャンシップと、その一方にある、無邪気で天邪鬼な一音楽ファンとしての素顔。<武器は要らない>と歌うリードトラックの“Arm
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