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  • 【コラム】ユニクロ「+J」復活でジル・サンダーに再び脚光 20年前に見た異才の素顔

    さて、1998年6月のインタビューの日、ジル・サンダー側からもらった時間は30分間。午前11時の約束なので、午後は幾つかのショーと展示会を見に行く予定にしていた。初対面の挨拶代わりに、当時私が編集長として手掛けていた「ミスター・ハイファッション」の最新号をジルに手渡した。それは1998年6月号で、表紙のモデルは、当時16歳のジャニーズの滝沢秀明君と、10歳の女優、鈴木杏ちゃん。特集のテーマは「ピュアネス」。この二人なら読者にピュアネスというテーマが一目で伝わると迷うことのない人選だった。ちなみに小誌はタイトルだけは英文を併記している。ジルはゆっくりと表紙を眺め、続く巻頭のモードページをじっくりと確認し、そしてタイトルを読んでから、「ピュアネスは人生で最も大事なことよ。あなたは、根源的で表現の難しいこのテーマに、モード誌で挑戦したのね」と、この号で私が目指したものをすっと読み取ってくれたのだ

    【コラム】ユニクロ「+J」復活でジル・サンダーに再び脚光 20年前に見た異才の素顔
    electrica666
    electrica666 2020/11/12
    素敵なエピソード。
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