タイで去年、行方不明になっていた認知症の女性が、約7か月後に中国国内で保護され、駆けつけた娘と再会を果たしました。女性は、約640キロの距離を歩いて移動したとみられることから、驚きをもって伝えられています。 AFP通信によりますと、女性は去年6月、近くに住む息子に会うため、自宅を出たまま行方が分からなくなりました。 それから、約7か月後の先月下旬、北に約640キロ離れた中国南西部の雲南省昆明で女性が保護され、持っていたIDカードから、タイで行方不明となっていた女性だと分かったということです。 タイから駆けつけた娘と再会した女性は、20キロほど体重が落ちていましたが元気そうな様子で、15日に飛行機に乗って無事帰国しました。 女性は「私は息子に会いに行った。彼に会えたので、そのあと歩き続けた」と話していて、道中の店で食べ物をもらって飢えをしのいだと説明しているということです。 女性が住むチェン