書評に関するelephant1974のブックマーク (3)

  • 「現代思想」8月臨時増刊号「総特集 フォン・ノイマン」について - TuvianNavy’s port

    こういう雑誌が出ました 評者は学生時代以来20数年ぶりにこの雑誌を買いました。 現代思想 2013年8月臨時号 総特集=フォン・ノイマン ゲーム理論・量子力学・コンピュータ科学 作者: J・フォン・ノイマン,K・ゲーデル,西川アサキ,野崎昭弘,佐藤文隆,今野浩,高橋昌一郎,小島寛之,小澤正直,池上高志出版社/メーカー: 青土社発売日: 2013/07/12メディア: ムックこの商品を含むブログ (5件) を見る 総評 予告されていた人選から想像した以上にきちんと各方面から人を選べていて、今回の主役たるジョン・フォン・ノイマン*1の業績について光を当て得ている。通り一遍の「ストレンジラヴ博士」像に寄りかかった記事は、まさに「ストレンジラヴ博士」としてのフォン・ノイマンを論じた記事も含めて、皆無であったことは強調したい。 欲をいえば計算科学(数値計算、天体力学、数値流体力学、格子量子色力学等)

    「現代思想」8月臨時増刊号「総特集 フォン・ノイマン」について - TuvianNavy’s port
  • 日本語の品詞体系とその周辺 村木新次郎 著

    村木新次郎 著 装丁者 白井敬尚形成事務所 A5判上製函入り 定価5,600円+税 ISBN 978-4-89476-602-0 ひつじ書房 伝統的な学校文法や標準化しつつある日教育文法を是としない立場から、日語のあるべき単語認定と品詞体系について提言した書。従来の文法が形式中心で、syntagmaticな側面に傾斜していたことを指摘し、意味・機能を重視し、paradigmaticな側面をとりこむ必要性を説く。形容詞をひろくとらえること、日語の品詞として、後置詞、従属接続詞をみとめるべきであることなどを主張する。日語の感動詞や節の類型にも言いおよぶ。 【目次】 まえがき 第1部 日語の品詞体系をめぐる諸問題 第1章 日語文法研究の主流と傍流―単語と品詞の問題を中心に― 第2章 日語の品詞体系のみなおし―形式重視の文法から意味・機能重視の文法へ― 要旨 1. 学校文法の問題点

  • 数学が生物学を変える『数学で生命の謎を解く』

    数学の生物学への応用、かなりの歯応え。 テーマというか問題意識はこうだ―――「20世紀における数学の推進力が物理学だとしたら、21世紀のそれは生物学となるだろう」 最初は入りやすい。コッホの顕微鏡やメンデルの遺伝から始まり、ダーウィン、DNAをさらりとおさらいした後、倍率を拡大し、時計を早送りする。分子レベルのDNAの振る舞いや、ヒトゲノム計画、ウイルスの構造、細胞の構成、ウイルスの形や行動、および生態系の相互作用まで深堀りする。 書の構造は、生物学の歴史をトレースするようだ。はじめ、生物学は植物や動物に関する学問だった。次に細胞に関する学問となり、現在では、複雑な分子に関する学問となっている。生命の謎に関する科学的思考の変化に合わせ、書は日常の人間のレベルからはじめ、生物の微細な構造にどんどん細かく焦点を合わせていき、最終的に「生命の分子」であるDNAにたどりつく。 ユニークなことに

    数学が生物学を変える『数学で生命の謎を解く』
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