菅官房長官は午後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県から横浜市に自主避難してきた生徒が、いじめを受けていたことは大変問題だとしたうえで、生徒や保護者の意向も踏まえて、教育委員会への指導を徹底する考えを示しました。 これについて、菅官房長官は午後の記者会見で、「生徒がいじめを受けたにもかかわらず、学校や教育委員会が適切に対応しなかったことは、大変問題であると受けとめている。本日、全国の教育委員会の担当者を集めた会議において、原子力発電所事故の避難者である児童・生徒に対するケアについて、改めて指導したところだ」と述べました。 そのうえで、菅官房長官は「文部科学省において、引き続き、横浜市教育委員会に対し、当該生徒や保護者の意向も踏まえ、いじめ防止対策推進法にのっとり、適切に対応するよう指導している」と述べました。