「ウチの部下は、なぜこんなこともできないのだろう」。そう思ったとき、あなたはどうしているでしょうか。 「とにかく、いいからやれ」と言うのか。それとも「こうしろ」とやり方を教えるのか。 意外に効果があるのが「上司自らがやって見せること」です。やる気はあっても、やり方が分からず、動けない部下が少なくないからです。 サンタがいない。さあ、どうする? エイチ・アイ・エス(HIS)の創業者で、現在はハウステンボスの再生に取り組んでいる澤田秀雄さんも、自らやって見せることを重視する経営者の1人です。 1992年の開業以来、赤字に苦しみ続けてきたハウステンボスを、2010年3月の社長就任後わずか6カ月で黒字にし、その後も利益を出し続けていられるのも、澤田さん自らが改革の手本となったことによるところが大きいのです。 リーダーの条件12 上司は自らやってみせよ 社長に就任した年のクリスマスイブ。澤田さんは園