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前回はLDAPの実用性を分かっていただくため、各パラメータの意味などは一切省略してUNIXアカウントを統合するためのLDAPサーバを構築してみたわけですが、今回はそれぞれの設定パラメータについて解説していきたいと思います。 サーバ設定のパラメータ それでは、まずはOpenLDAPサーバの設定から見ていきましょう。前回はリスト1の内容を用いていました。 リスト1 /etc/openldap/slapd.conf(第1回と同じもの) include /etc/openldap/schema/core.schema include /etc/openldap/schema/cosine.schema include /etc/openldap/schema/inetorgperson.schema include /etc/openldap/schema/nis.schema pidfile /
案外身近な? LDAP 古くから存在するのですが、使用する機会がないとなかなか概念を理解することができないプロトコル、そのひとつがLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ではないでしょうか?少なくとも数年前の筆者はそうでした。LDAPは「エルダップ」と発音します。 HTTPクライアント、HTTPサーバがあるよう、LDAPにもサーバ、クライアントという概念が存在します。LDAPサーバとは一言で言えばデータベースサーバなのですが、同じようにデータベースに分類されるPostgreSQLやMySQL、OracleなどのRDBMS(Relational Data Base Management System)と比較すると、一長一短があるため、管理対象のデータによって両者の使い分けを行うのが賢い選択です。 たとえばLDAPとはデータ追加や削除よりも検索を重
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