陸海空3自衛隊の航空機整備員が集まると、海空の自衛官に「陸上自衛隊は埃が舞うような山の中で航空機整備するなんて信じられない」と驚かれることがあります。どんな環境でも航空機の整備ができる陸上自衛隊航空科の支援能力とは。 場所を選ばずドコでも整備 それが陸上自衛隊 航空機を安全に飛ばすためには、定期的かつ適切な整備が欠かせません。その整備を行う場所は一般的には駐機場(エプロン)や格納庫などが思い浮かぶでしょう。しかし自衛隊、特に陸上自衛隊は基本的に野外展開も視野に入れた運用を行っているため、海上自衛隊や航空自衛隊の整備員たちからすると「信じられない」と驚かれることがあるといいます。それは一体どのような意味なのか見てみます。 拡大画像 訓練で戦車運搬用の73式特大型セミトレーラに載せられて演習場内を移動するUH-1J多用途ヘリコプター(画像:陸上自衛隊)。 そもそも、自衛隊では飛行機を運用する現