東京農業大学のワンダーフォーゲル部の和田昇くん(大1・18)が、合宿の山行途中で、上級生らに生木で殴られるなどのリンチにあい、5/22 入院先の病院で死亡。同じ1年生部員のKくん(大1・19)も2カ月の重傷。
以下、完全に主観が入っていることを予めお断りしておく。 正直なところ、あまり期待しないで観に行ったのだが、素直に言おう。これは予想よりはるかに面白かった。嬉しい誤算である。 脚本は、『鳩笛草』に収録の「燔祭」と、『クロスファイア』を統合させたものである。その結果、淳子が恋に落ちる相手は木戸浩一ではなく多田一樹だったり、『クロスファイア』における浅羽敬一に該当するのは小暮昌樹だったり、淳子を射殺したのは木戸浩一ではなく悪徳警部だったりするのだが、特に違和感は感じなかった。淳子に救いがあるという点で、原作よりもむしろいい。 主演の矢田亜希子さんが大当たりだ。最初は演技が臭いなあと思っていたのだが、物語が進むにつれて、矢田さんは青木淳子そのものになっていた。何よりも目がいい。芯の強さと、念力放火能力者としての悲哀が同居した、観衆に強く訴えかける目。こういう目には、弱かったりして…。多田一樹役の伊
宮部作品初の映画化が決定した作品である。それに伴い、ノベルスの装丁が一新されたが、何だか角川書店を彷彿とさせるような…。映画の出来が大いに心配される。 → ※映画の感想はこちらへ。ネタに触れています。 本作の主人公、念力放火能力者の青木淳子は、『鳩笛草』に収録の短編「燔祭」で初登場している。この作品の読後感が、僕にはとても重かった。それに加えて、本作があまり救いのある物語ではないと聞いていたので、購入はしたものの長らく本棚で埃を被っていた。 で、刊行から半年以上も経ってようやく読んでみたのだが…思った通り、上巻の最初から重い。凶悪犯浅羽敬一と遭遇するオープニングに、いきなり衝撃を受ける。実際、最初の50pくらいで読むのを止めてしまった方がいたそうだ。しかし、そこを耐えて読み進むと、下巻に入ってがらっとカラーが変わる。分冊刊行された意味が、何となくわかるような気がする。 ネタばれにならない程
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