1)JAERl-M92-144, p229-231, JAER1992. *1β線最大エネルギーはPa-234mから放出されるβ線である。 体表面の汚染部位から放出されるβ線の放出割合を100%とした場合、線源の外表面に出てくるβ線の割合を線源効率と呼んでおり、線源から放出されるβ線が線源内部で自己吸収されれば線源効率を低下させ、後方散乱されれば線源効率を増加させる。上記核種のエネルギー範囲であればその値に幅はあるものの、50%程度と見て良いであろう。以上の機器効率と線源効率を乗じることにより、サーベイメータの入射窓面積20cm2当たりの放射能量(Bq)を得るための換算係数((Bq/20cm2)/cpm)が得られる。β線サーベイメータ校正用としては一般にU3O8線源が使用されており、その換算係数は約0.045であるが、図1に示すようにβ線エネルギーが低くなれば換算係数は高くなる。 いくつ