読書会なるものに参加した。思うに50年ぶりだ。50年前は村の社会教育主事が青年団員を集めて「空想から科学へ」の読書会を企画したのに参加したことがある。その社会教育主事は「赤い」ということで左遷され、村の小中学校の図書館司書にされた。その後中央大学へ移り、後に教授になった。一度だけ議論をしたが、左翼の議論の仕方を知らされた。 さて今回はチェン・カイコー「私の紅衛兵時代」(講談社現代新書)だ。17年前に発行されてその後長く絶版だったが去年再刊された。懐かしい本だ。六本木にWAVEというセゾン系のCDショップをメインとしたビルができ、その地下にシネ・ヴィヴァンという映画館が作られた。なかなか意欲的なプログラムを企画してくれた。ゴダールの「パッション」、監督は忘れたが「コニヤスカッティ」、アラン・レネの「メロ」、タルコフスキーの「ノスタルジア」、ルイ・マルの「さよなら子供たち」、エリック・ロメール