アメリカのスタンフォード大学が中学生~大学生7804人を対象にした、メディアリテラシーに関する調査結果を公開しました。そのうち高校生を対象にした試験で、「原発事故の影響」と称する偽画像の真偽を問うた結果、被験者の約40%が真実の画像と信じてしまったそうです。 スタンフォード大学の発表 出題に用いられたのは、「福島第一原発事故の影響で変形したヒナギク」の題で画像掲示板に投稿されたという設定の画像。内容はショッキングですが、デジタル加工で作られた偽の画像です。 試験に用いられた偽の画像(スタンフォード大学の資料より) 正解者は「付近の状況が何も示されていない」「投稿者の出自が不明」「花以外に放射線の影響を受けた動植物が示されていない」といった疑問点から、画像を偽物と見抜きました。しかし、被験者の約40%は画像が強力な証拠と主張し、投稿文を額面通り受け止めてしまったそうです。 中学生を対象にした
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