「今年2月に、上野警察署のトップに鈴木佳枝署長が就任しました。鈴木署長は警視庁のノンキャリで初の女性警視正となった有能な人ですが『風俗嫌い』で有名なんです。彼女が署長に就任してから、いわゆる"ヌキ"ありの性的なサービスを提供していた外国人マッサージ店の摘発などが管轄エリアで続いています。風俗店の経営者からも恐れられていますが、今回はピンサロがやり玉に上がったということでしょう」 にぎわう上野のアメ横商店街 Ⓒ文藝春秋/撮影・上田康太郎 オリンピックやサミットがあると風俗が取り締まられる 加えて、7月23日に開会した東京オリンピックも摘発を後押しした。これまでも、オリンピックや万博、サミットなどの国際的なイベントがあるたびに日本の警察は風俗店の取締りを強化してきた経緯があるという。 風俗情報誌「俺の旅」編集長の生駒明氏が解説する。 「2005年の横浜開港150周年のときには、横浜市内にある黄
