野生種はアゾレス諸島、カナリア諸島、およびマデイラ諸島に産し[2] [3] [4] [5]、名のカナリアは原産地のカナリア諸島による。飼養種はほぼ世界中で飼われている。 これら以外に、かご抜けした飼養種がバミューダ諸島、ハワイのミッドウェイ環礁、プエルトリコで再野生化している[3]。 野生種の大きさは翼長20-23cm、体長約12.5cm、体重15-20g 程度。飼養種の大きさもほぼ同程度だが、さらに大きな品種や小さな品種もある。 飼養種は品種により様々な変化に富んだ羽色を呈し、もっともよく見かけるのが、全身がいわゆるカナリア色(カナリアイエロー)で知られた鮮やかな黄色で染まった個体で、この色名は飼養種の呈するこの色にちなんでいる。 カナリア諸島産の野生種 これに対して野生種は腹面が煤けた黄緑色、背面に茶色っぽい縞が入った地味な小鳥である。しかし飼養種にも野生種の羽色に近いリザードのような