埼玉県蕨(わらび)市は1日、市民からも「難しい」との声が寄せられている「蕨」の漢字を覚えてもらおうと、書き順を記したTシャツの販売を始めた。700枚限定で1着800円。 蕨市は日本一面積が小さい市だが、市名の由来は、この地の人が平安時代の歌人在原業平(ありわらのなりひら)に藁(わら)の火で暖をとってもらったことから「藁火」と命名されたなど諸説あり、歴史がある。 Tシャツは黒、紺、深緑の3色でサイズも3種類そろえ、市役所と公民館で販売する。「子供から大人まで楽しんで覚えてもらえそう」という市の期待に、市民はどれだけ応えることができるか。【鴇沢哲雄】