楽天、東京電力、フュージョン・コミュニケーションズの3社は19日、楽天のフュージョン買収に関する共同記者会見を開催した。会見には楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏らが出席し、フュージョン買収の目的や今後の展開を説明した。 ■ 音声サービスでネット外コミュニケーションを楽天に取り込む 三木谷氏は初めに楽天グループの経緯を説明。「ショッピングモールからスタートした楽天は、ポータルサイトや旅行予約、オンライン証券など業務を拡大してきたが、それらのコンセプトは楽天会員ベースだった」とコメント。今回のフュージョン買収に関しては「IP電話中心の通信事業ということで、今までの会員ベースのビジネスとは少し意味合いが違う」と語った。 IP電話を中心とした電話起業をグループ傘下とした目的は、インターネットを利用しないオフラインユーザーの取り込み。これまでも楽天では楽天カードやポイント施策など、ネット外の経