日本にはかっこいいものがたくさんあるし、世界にだって通用する---そう語る小澤隆生氏は「豆まき」という日本の祭りを世界に向けて発信すべく新たな試みを続けている。 日本の伝統行事である節分の日の豆まきを「スペインのトマト祭りのように、世界中に知られるイベントにしたい」と、企画された「すごい豆まき2012」。会場では、スポットライトを浴びながらモデルのように花道を闊歩するコスプレ鬼に向かって、四方八方から一斉に豆が投げつけられ、歓声が沸き起こった。 壇上にはさまざまな鬼が登場し、会場から豆が投げられた。 豆まきには世界に通用する要素がある 「節分」は本来、季節が移り変わるという意味で、2月3日は新年が始まる前日、いわば大晦日を指していた。そのため新しい年に、家内に鬼(悪い事)が入り込まないことを、そして福が訪れることを願って「鬼は外、福は内」と声を出しながら豆をまく行事が始まり、今や全国各地で