ソニーが管理するゲーム配信サービス「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」に登録された会員の個人情報7700万件が外部に流出した問題で、流出はネットワークを通じたハッキングだけでなく、情報を管理するデータセンターに同社開発の犬型ペットロボット「AIBO(アイボ)」を侵入させて、情報を盗んだ可能性が高いことが分かった。 流出経路を捜査しているセキュリティー調査会社の幹部が8日明らかにした。同幹部によると、PSNのサーバーには、ネットワークを通じたハッキングだけでなく、社内のデータセンターからも直接のアクセスがあったことが判明している。センターへの入室には社員証が必要であることから、入室記録を調べたところ、内部アクセスのあった午後3時18分にAIBO1体が入室していた。 午後5時過ぎに退室したAIBOは、玄関から外に出たところまでは防犯カメラに記録されていたが、その後の足取りはつかめてい