Pedanius Dioscorides(P AD40〜90, シシリー生まれのギリシャ人、ネロ皇帝の軍医、薬物学の祖)は、ローマ軍の遠征に従軍し、中近東・フランス・スペイン・ドイツ・イタリアなど、各地における薬草とその薬効を、自らの観察によって集積した。彼はローマ軍の遠征に従軍し、中近東・フランス・スペイン・ドイツ・イタリアなど、各地に於ける薬草とその薬効を、自らの観察によって集積した。250種にも達するヤナギの中から、活性成分を持つ2,3種を選別した。「セイヨウシロヤナギの葉の煎じ薬は痛風に効果がある」と述べている。シロヤナギは、ユーラシア大陸に分布し、欧州では川岸などの水辺に普通にみられる柳である。