ノ・サンウォン氏が占いの拠点としていたアパートの一室の玄関。占いに使われる魚の乾物やアワの穂などが雑然と置かれていた=京畿道安山市で2024年12月21日午後6時47分、福岡静哉撮影 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」の宣布で、軍OBで現在は「占師」をしているノ・サンウォン元情報司令官が「尹氏は今年が強運だからこの時期を逃してはいけない」と金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相に助言していたと韓国紙「朝鮮日報」が23日、報じた。戒厳令の宣布の日程に、占師が関与していた可能性が浮上した。 ただ、警察の特別捜査本部の関係者は23日、金氏が占師として助言したとの話について「取り調べ調書には出ていない」と否定するなど、情報は錯綜(さくそう)している。一方、警察関係者によるとノ氏の手帳に、国会の封鎖や政治家、マスコミ関係者の拘束を示唆する単語が書き込まれていたことも新たに判明したという。
