図書館で借りているこの本をパラパラと読んでますが、非常に面白いですね。 題名からは何を扱っている本なのかよく判りませんが、陸軍航空隊の後方支援体制の設立や経緯とかが中心です。 飛行場設営、補給体制、航空機整備体制、航空通信網(有線&無線)の構築と運用、本土から戦場への航空機輸送、早期警戒網構築、搭乗員健康維持、輸送機運用体制、気象予報体制などまさに後方支援全般が書かれています。 類書がほとんど無いこともあり、非常に面白いですね。 幾つか思ったこと。 ・日本陸軍航空隊は創立から終焉まで「本土から戦場への航空機輸送」に悩まされた空軍だったのですね。 ・ドイツ空軍にとってルフトハンザ、ソ連空軍にとってアエロフロートが極めて重要な存在であったのと同様に、日本陸軍航空隊にとって民間航空の全日本航空・満州航空・中華航空が航空輸送などで非常に繋がりが強いです。 ・太平洋戦争初期の陸軍の定期輸送航空路は、
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