前編の「データで分析するDBセキュリティの立ち遅れ原因」では、アシストが開催するセミナー参加者に行ったアンケート結果から、どのようなセキュリティ対策が行われているのかを確認しました。ユーザー認証やアクセス制御、アカウント管理などを優先して対応している状況を確認することができましたが、現時点ではデータベースに対するセキュリティ対策は、サーバやネットワークのセキュリティ対策ほど普及していない状況であることも分かりました。 データベース・セキュリティが重要であるということは認識しているものの、ほかのセキュリティ対策を優先したり、実装に当たって影響範囲の広さなど考慮すべき点が多いために、なかなか実装にまでは至っていないケースも多くあることが推測されます。 今回は、Oracleデータベースにおけるセキュリティ機能である「格納データの暗号化」と「監査」について、実装するうえでポイントとなる項目やパフォ