2015 - 12 - 27 多肉さんが死にました。 day 多肉さんが死にました。 お部屋にいた、自分以外の唯一の生物。 多肉さんが死にました。 お部屋に来た頃、その子はとても貧相で、 こんなにぱさぱさのぺらぺらで弱弱しくて、 生きてなどゆけるのだろうか、と思っておりました。 ですが、多肉さん、いつのまにか、 お水と光のみで、 すくすくと育ってゆきました。 貧相だった茎も葉も色を濃くし、 全体量も増えました。 それはもう、根本の土が見えないくらいに、 葉は生い茂りました。 少し、気持ち悪いな、と、思うくらいの茂りようでした。 普段はお部屋の中から硝子越しの光にしか当ててやれないのですが、 晴れた日にはお外に出してあげることも、 ありました。 直射日光を浴びて、多肉さんは、ああ、ふるさとを思い出すよ、と言ってくれているようでした。 一度だけ、お外から取り込むのを忘れた事がありました。 秋が