38歳で死んだカバのケンポウ(左)と、仲良しだったザブコ。ザブコも2008年12月に死んだ=08年5月3日、熊本市動植物園、阿部峻介撮影38歳で死んだメスのカバ・ケンポウ。昨年の誕生日にはおからと野菜で作られたケーキを平らげていた=2009年5月3日、熊本市動植物園、井上翔太撮影 熊本市動植物園は9日、憲法記念日生まれで「ケンポウ」と名づけられたメスのカバが8日朝、38歳で死んだと発表した。人間なら80歳以上で、老衰とみられる。 ケンポウは1972年に上野動物園から来園。運動場に出る時は、スロープを後ろ向きに用心深く下りるなど、ユーモラスな姿が人気を集めた。同年代のメスのカバ、ザブコが2008年12月に38歳で死ぬまでは35年以上、2頭で仲良く暮らしていた。 1月中旬から食欲が落ち始めた。同園は「長い間多くの皆様にかわいがっていただき、本当にありがとうございました」と話している。