住宅に侵入して盗みを繰り返したとして、大阪府警は31日、住所不定、無職岡部和博容疑者(38)を、住居侵入や窃盗の容疑で大阪地検に送検し、捜査を終えたと発表した。 布施署によると、岡部容疑者による被害計39件(被害総額計約240万円)を立件。多くが午前中に無施錠の住宅に侵入し、カバンなどを盗む手口だったという。調べに対し、岡部容疑者は「家の人が、外で洗濯物を干しているのを確認してから入った」などと供述しているといい、府警は屋内に人がいない短い時間を狙って犯行を繰り返したとみている。 同署によると、岡部容疑者は2008年7月ごろから今年6月にかけて、大阪市や東大阪市などの住宅に侵入。玄関に置いてあったカバンなどを盗み、中に入っていた現金計約200万円などを盗んだ疑いがある。岡部容疑者は6月下旬、大阪市東住吉区の住宅に侵入した疑いで逮捕されていた。(北上田剛)