印刷 ほおに赤い発疹ができる伝染性紅斑(リンゴ病)の患者が2001年以降で最多となったことが、国立感染症研究所(感染研)の定点調査でわかった。根本的な予防策はないが、手洗いやマスクが重要という。 感染研によると、最新の1週間(6月20〜26日)で、1医療機関当たりの患者数は1.47(前週比0.51増)に達した。都道府県別では宮崎の3.92が最多で、群馬3.16、栃木3.13、埼玉3.03、福島2.71が続いた。 患者のつばなどに含まれるヒトパルボウイルスB19が原因で、子供がかかりやすい。10〜20日の潜伏期間の後、ほおや手足などに赤い斑が現れる。根本的な治療法やワクチンはないが、多くは自然に治る。 関連リンク「リンゴ病」流行の兆し 9割が子ども、難しい感染予防(3/4)〈MY TOWN宮崎〉リンゴ病、県が流行警報 手洗い・うがいの徹底呼びかけ(3/4)