印刷 21日のニューヨーク外国為替市場でドルが急に売られ、一時、1ドル=75円78銭をつけ、8月19日につけた1ドル=75円95銭の戦後最高値をぬり替えた。欧米経済の先行き不安が高まり、日本の円資産に投資のお金をとりあえず避難させようという動きが強まった。 最近は1ドル=76円台後半が続いていたが、ニューヨーク市場で取引が始まった直後の21日午前8時(日本時間午後9時)過ぎに急に円高ドル安が進み、75円台に突入した。その後、すぐに1ドル=76円台前半に戻したが、円高ドル安は続いている。午前9時半(日本時間午後10時半)時点は前日午後5時時点に比べて71銭円高ドル安の1ドル=76円02〜12銭。 前日、欧州の政府債務(借金)問題について23日のユーロ圏首脳会議では解決に向けた包括策が決まらない見通しとなり、ユーロが対ドルで値下がりした。21日になって欧州市場で、売られすぎたユーロを買い