印刷 関連トピックス原子力発電所北陸電力今回見つかった広報用の説明用サンプル。ケース左上の瓶詰めのものが二酸化ウラン粉末、その斜め下の長方形が燃料ペレット＝北陸電力提供 　北陸電力（富山市）は１４日、石川県志賀町の原子力技術研修センターで、国に所持を届け出ていない天然ウラン２点計８４グラムが見つかり、文部科学省に報告したと発表した。一般向けの広報展示物として使った経緯があり、本物と思っていなかったという。 　２点は瓶詰の二酸化ウラン粉末（１１グラム）と密閉ケース入りの燃料ペレット（７３グラム）。表面の放射線量はそれぞれ毎時約１マイクロシーベルトと約３．９マイクロシーベルトで、人体に影響を及ぼすレベルではないという。 　１９７５年以前に入手し、持ち運びできるケースに入れ、「ウラン燃料の一生」と記したパネルと共に広報用として数年間使用した後、同センター内で保管していた。昨年８月、文科省からの要

印刷 炎を上げて燃える異人館街のレストラン「グラシアニ」＝１４日午前６時５４分、神戸市中央区北野町４丁目、宮野拓也撮影現場周辺の地図 　１４日午前５時３０分ごろ、神戸市中央区北野町４丁目のレストラン「グラシアニ」付近から出火、木造２階建て約２００平方メートルが全焼した。レストランの建物は北野・異人館街に１９０８年に建てられた「旧グラシアニ邸」で、市の伝統的建造物に指定されていた。兵庫県警などによると、けが人はいないという。１３日はレストランの定休日で、出火当時無人だったという。 　現場は通称「異人館通り」に面した住宅や洋館が立ち並ぶ一角。火の勢いがなかなか収まらず、隣接するマンションの住民が一時避難するなど騒然とした。 関連リンク兵庫県のニュースはＭＹ　ＴＯＷＮ兵庫でも

印刷 公開された出雲大社本殿大屋根。千木や勝男木は「ちゃん塗り」され、黒光りしている＝島根県出雲市大社町公開された本殿大屋根。千木、勝男木などの棟飾りが黒光りしている＝島根県出雲市大社町 　６０年ぶりの大修理「平成の大遷宮」が進む出雲大社（島根県出雲市）の国宝・本殿の大屋根が１３日、報道関係者に公開された。 　大屋根は６４万枚に及ぶ檜皮（ひわだ）で葺（ふ）かれ、軒先での厚さは６０センチ。高さ２４メートルのＸ字形の千木（ちぎ）や棟を飾る３本の勝男木（かつおぎ）が「ちゃん塗り」と呼ばれる伝統工法で黒く塗られた。「ちゃん塗り」は千木などに巻いた銅板にエゴマ油や松ヤニ、鉛などを混ぜたものを塗る。被膜となり、緑青（ろくしょう）が出来るまでの間を保護する。 　１７４４年に造営された現在の本殿は過去３回、修理を重ねてきた。「ちゃん塗り」は２回目の１８８１（明治１４）年の修理で施されたが、前回１９５３年の