関西空港のターミナルビルの一角にあるイスラム教徒がお祈りをするための部屋。約30平方メートルで、マットなど礼拝に必要な備品もある=23日午後、関西空港イスラム教徒が食べても問題がない食事を出す店として認証を受けた看板(右上)を掲げる関西空港内の讃岐うどん店=23日午後、関西空港 関西空港がイスラム教徒の多い東南アジアからの旅行客の受け入れ対応を急いでいる。インドネシアやマレーシアなどからの訪日が増えているためだ。宗教上の習慣に配慮して旅行客をさらに呼び込み、空港の利用拡大を目指す。 「日本初のムスリム(イスラム教徒)フレンドリーエアポートを目指す」。新関西国際空港会社の田部章寿ターミナル営業部長は23日、会見でイスラム教徒向けの施策を発表した。要望の多い、原則1日5回行う礼拝の場所と宗教上の制約が多い食事に配慮する。 年度内に、現在はターミナルビルに1カ所しかない礼拝用の部屋を、保安