小泉政権の後期ぐらいから、勝ち組と負け組の格差について論じられることが増えてきた。負け組と書くとピンと来ないかもしれないから、「勝ち組」と「それ以外」とした方が良いかも知れない。社民党、共産党あたりはこの格差を一所懸命論じようとしているし、最近は民主党の一部ですら格差を問題視している節があるが、格差拡大が問題視されることの方が問題だと思う。このブログでは再三書いているとおり、僕は、下に対してセーフティネットを用意することを否定しないが、上に対して仮想シーリングのようなものを設定するのはいかがなものかと考えている。そもそも、デキる奴と、デキない奴に格差があるのは当たり前である。メジャーリーグでバンバン勝ち星を挙げる人間と、日本の球団の二軍で泣かず飛ばずの人間が同じ待遇だったらそちらの方が資本主義として異常である。そもそも資本主義とは持つものと持たざるものを肯定するところから始まっているのだし