【ニューヨーク=中西豊紀】エアバッグの異常破裂問題でタカタが監査を依頼していた米国の第三者委員会は2日、「自らで製品の欠陥を見つけ改善する姿勢に欠けていた」とする調査結果を発表した。電話による記者会見に応じた委員長のサミュエル・スキナー元米運輸長官は「組織文化を変える必要がある」と厳しく指摘した。エンジニアリングの専門家など7人のメンバーでつくる委員会はタカタの依頼で2014年12月に米国に設
鶴原 吉郎 オートインサイト代表 1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。 この著者の記事を見る
ご存じの読者も多いかもしれないが、欧州では乗用車市場の約半分をディーゼル車が占める。燃費がガソリン車より2~3割優れているという魅力はもちろんあるのだが、理由はそれだけではない。低速から大きいトルクを発生するので欧州で主流の手動変速機で運転しやすい、満タンで走れる距離が伸びるので燃料の給油回数が少なくて済む、などといった実用性も評価されている。これに対して日本市場ではディーゼル乗用車はマイナーな存在で、低燃費車の主流は、今や市場の4割を占めるようになった軽自動車や、2割を占めるハイブリッド車だ。 こうした中で異色の存在となっているのがマツダだ。マツダの新世代商品である「CX-5」、「アテンザ」、「デミオ」などの車種では、それぞれ国内での販売台数のおおむね8割、7割、6割をディーゼル仕様が占めるという。「アクセラ」だけは例外で十数%にとどまるようだが、それはこの車種だけに、トヨタ自動車からコ
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