ヨーロッパは理想の地なのか? 2007年12月18日 環境 コメント: トラックバック (0) (これまでの 石井孝明の「温暖化とケイザイをめぐって」はこちら) 「出羽守(デハノカミ)」という言葉が、私の働くメディア業界にあります。時代劇で使うのではありません。「○○『では』こうだ。それなのに××はダメだ」と話す人のことです。日常的に用いられる論法ですが、嫌味になったり、軽薄に聞こえたりする場合に批判的に使われます。 メディアに登場する「デハノカミ」に、私は違和感を抱いてきました。どんな問題でも、正しい答えはなかなか見つかりません。物事の一部しか知らないメディアが、「〜では」と権威を引き出した上で、「ダメだ」と高みから批判するのはおかしいと思うためです。 ところが、温暖化問題では「デハノカミ」が、散見されるようになりました。「EU(ヨーロッパ連合)では温暖化対策が進んでいるのに遅れた日本