トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 新コシヒカリ、茎太く収穫増 食料危機に救世主登場!? 2010年12月1日 朝刊 台風でも倒れなかった新コシヒカリ=名古屋大の松岡教授提供 稲の茎を太くすることで、倒れにくく収穫量も多い「新コシヒカリ」を、名古屋大生物機能開発利用センターの松岡信教授、富山県農林水産総合技術センターの蛯谷武志主任研究員ら研究グループが開発した。食料の増産につながる成果として、英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の電子版に30日発表された。 松岡教授によると、多収量を目指す稲作では収穫前に倒れないよう稲の背を低くし、大量の肥料を与える方法が一般的。しかし、あまり低くすると穂が小さくなり、収量が減る。そこで研究グループは茎を太くし、大量に実っても倒れないイネの開発を目指した。 茎が太い家畜用飼料品種の「ハバタキ」に着目。ハバタキの茎を太くしている遺