本日の大河ドラマ「攘夷決行」第19回 ドラマ進行時点は、文久3年(1863)5月10日前後。 今回もツッコミどころが多かったが、次のことだけに絞ります。 仏作って魂入れずとはこのことではないだろうか。 龍馬の幾多の印象的な言葉のなかで、もっとも有名なのは, 「日本を今一度せんたく(洗濯)いたし申し候」 と書いた乙女姉さん宛ての手紙だろう。 本日のドラマでは、まさに龍馬のこの言葉が泣いていた。 乙女姉さん宛ての手紙の日付は6月29日。 攘夷決行日から1カ月半後である。 しかし、その内容は明らかに5月10日のことが書かれている。 龍馬の「洗濯」の言葉の直前に何と書かれているか、ご存じだろうか? 「右申す所の姦吏を一事に軍(いくさ)いたし打ち殺し」 とあり、「洗濯」につづく。 「姦吏」とはもちろん、攘夷決行を約束しながら、その実、外国勢力に屈服・内通している幕府の役人たちのことである。 龍馬の「